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TV番組と新人研修

 家に帰ってちょっとテレビをみたら、四谷シモンさんが澁澤龍彦さんを語っていた
 なんていうか、どっちも粋人だよねぇ。
 これ、澁澤龍彦さんを語っていくシリーズものらしいので、見て行きたいなぁ。
 しかし、四谷シモンさんにはすごく感動した。
 こういった実のある番組を作ることに、国営放送としての意味を持ってもらいたいと思ったり。

 作りたいモノを作るのではなく、受け取り側が作り手のメッセージを受け取ることが出来る番組こそ、TV局が行わなければならない事だろう。
 でなければ、TV放送なんてものは別に見る必要性が無いわけですし。個人的にはそう思う。
 そういう意味では、CMのオマケに成り下がっているどうでもいい番組が多すぎるw
 むしろ、CMだけ一時間流していたほうがいいんじゃない?と思ったり。

 講師業務を行っていて常々感じる事は「講義」が「受講者」にどのような「効果」を与えているかが「分からない」と言うこと。
 300人近い新人が入ってきて、各講師がそれぞれに自分の経験や知識、知恵、価値観、人生観、仕事感を伝えて言っているわけです。
 当然、高いところから、「教えてあげている」というおこがましい態度ではなく彼らのエンジニアとしてのあり方に、少しでも助けになれればと。

 いっそ、自分が正しくて彼らが正しくないと考えられればどれだけ楽なのだろうかと思うわけですが、当然彼らにおいても独自の世界、価値観、人生観があるわけです。
 今後求められる人材の姿を考えながら、様々な方法でアプローチを行っているんですが、そこに答えがあるわけもなく。
 条件が殆どランダムに変更される中で、ある程度の法則性をみつけ、そこを攻めて行っている形になるわけです。

 現場に派遣される新人の評価も大体の予想はつくものの、中には予想外の結果が帰ってくることもしばしば。
 フィードバックを得られることはあるものの、組織的には殆どもらえず、少ない情報網から情報を拾ってくる日々。
 作られた情報ではなく、生ログをよこせと心から言いたい日々が続いているわけです。

 まあ、何がいいたいかと言うと、「とある研修」を行った場合における「効果」を分からないなりにも「それが及ぼす影響」は常に意識しなければならないと思っているわけです。
 どんな形であれ、多数の受講者に対してワンウェイではないものの、形式的にはそうなりがちな授業をする上では、せめて受け取り側に何が残るのかは常に意識しなければ、ただの自己満足であると。

 自己満足。
 それですまない事をしている限りは、常に意識しなければなぁとTVを見ていて思った一時間でした。

 ちなみに、日記と同人は自己満足w

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